テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第5シードの
錦織圭を6-7 (4-7), 6-4, 6-1, 4-6, 6-3のフルセットで破り、2年連続13度目のベスト8進出を果たした第17シードの
R・フェデラー(スイス)が、試合後のオンコートインタビューで「圭は素晴らしい試合をしたよ」と錦織を称賛した。
>>全豪OP 対戦表<<この日、錦織の42本のほぼ倍となる83本のウィナーを放ったフェデラーは「自分のコンディションは決して悪くなかった。先行されるような場面があっても、自分は落ち着くように努力した。気持ちを強く持って頑張った」と試合を振り返った。
また、ファイナルセットに突入した時、高い勝率の錦織ついては「タフだった。ファイナルセットに入って、落ち着きを見せながら戦っていかなければならないと考えていた。錦織の場合はファイナルセットに入ると負けないというデータが残っているから、落ち着いていこうと考えた」と語った。
準々決勝では、世界ランク50位の
M・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。両者は今回が3度目の対戦でフェデラーの2連勝。直近は2013年のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハーレ、芝、ATP500)準々決勝で、フェデラーが6-0, 6-0で完勝している。
ズベレフは、同日の4回戦で第1シードの
A・マレー(英国)を下す大金星をあげて、四大大会初の準々決勝進出を果たしている。
マレーの4回戦敗退については「相手のズベレフが本当に良かった。マレーにとってはこの敗戦が辛かったと思うけど、また戻ってくると思う」と気遣った。
今大会は、昨年のファイナリストである世界ランク1位のマレーと同2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)の2選手が、ベスト8を前に姿を消す大波乱が起きている。
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