テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク70位の
F・ティアフォー(アメリカ)に苦戦もフルセットで勝利し初戦を突破した第3シードの
R・フェデラー(スイス)は、試合後の会見で「望んでいたような準備ができなかった。モントリオールのあと、腰の怪我のことを中心に考えていた。良い準備をすることより大会に出場できることを考えていた」と明かした。
>>全米OP対戦表<<>>杉田vsブランカノ 1ポイント速報<<この日、第1セットの第1ゲームでいきなりブレークを許したフェデラーは、このセットを落とすも、続く第2・第3セットを取り返してセットカウント2-1に。しかし、第4セットでは凡ミスを連発して流れが掴めず、ファイナルセットへもつれ込む。
その後、ファイナルセットではゲームカウント5-2とリードし、ティアフォーの猛攻を振り切って勝利を手にした。試合時間は2時間37分。
試合についてフェデラーは「もっと良いスタートを切りたかった。フランセスのプレーも関係していた。動きにも多少の不安があった。最高の準備ができていなかったから、アップダウンが激しかったんだと思う。第5セットでは再びエネルギーを高め、勝つためにプレーしていた。勝てたことにとても興奮している。とても嬉しい」と振り返った。
今季、フェデラーは全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)とウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の四大大会2大会で優勝。
8月のロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では準優勝を飾るも、今大会前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は腰の痛みを理由に欠場していた。
腰の状態については「とても良い感触でいることに満足している。正直、試合が進むにつれて腰の状態が悪化する可能性を感じていたら、出場していなかっただろう。ここから徐々に良くなると願っているし、信じている」と語っていた。
続く2回戦では、世界ランク88位の
B・カブチッチ(スロベニア)と同101位の
M・ユーズニー(ロシア)のどちらかと対戦する。
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