テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク85位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を7-6 (8-6), 6-2, 6-2のストレートで下し、3年連続の初戦突破を果たした。
>>全米OP対戦表<<第1セット、ナダルは序盤から3ゲーム連取を許すなどラヨビッチの強打に苦戦したが、タイブレークをものにしてこのセットを先取。
徐々に本来の調子を取り戻したナダルは、3度のブレークに成功して第2セットを奪うと、第3セットでもポイントを先行し、ストレート勝ちをおさめた。
2回戦では、世界ランク121位の
ダニエル太郎とワイルドカードで出場の
T・ポール(アメリカ)の勝者と対戦する。
今大会、シード勢が順当に勝ち上がった場合、準々決勝で第3シードの
R・フェデラー(スイス)との黄金対決が実現する組み合わせ。
ナダルは今年で全米オープンに13度目の出場で、2010・2013年にタイトルを獲得。昨年は4回戦で
L・プイユ(フランス)にフルセットの末に敗れた。
今季は、準優勝を飾った全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で左手首の故障から復帰。全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を始めとするクレー4大会でタイトルを獲得した。
さらに、前哨戦のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)を
A・マレー(英国)とフェデラーが欠場したことにより、ナダルは8月21日発表の世界ランキングで約3年ぶりに世界ランク1位へ返り咲いた。
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