男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は5日、シングルス準決勝が行われ、第2シードの
錦織圭は第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)に3-6, 4-6のストレートで敗れ、2年ぶり2度目の決勝進出とはならなかった。
>>錦織らロジャーズ杯 対戦表<<>>錦織 ロジャーズ初戦1ポイント速報<<今大会、錦織は初戦の2回戦から苦しみ、前日に行われた世界ランク225位の
T・ポール(アメリカ)との準々決勝では3本のマッチポイントを握られる崖っぷちに追い込まれた。しかし、世界ランク9位の底力を見せつけて大逆転で勝利。5月のバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)以来 約3カ月ぶりのツアー4強入りを決めた。
迎えた準決勝、今年5月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)でマスターズ初優勝を飾った20歳のズベレフから錦織は1度もブレークチャンスを掴むことが出来ず、1時間3分で力尽きた。
今後は7日から開幕するロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)に第5シードで出場。初戦の2回戦で世界ランク22位の
G・モンフィス(フランス)と同34位の
S・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
上位シード勢が勝ち進んだ場合、3回戦で第12シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝では今季の四大大会で2勝をあげている第2シードの
R・フェデラー(スイス)と対戦する厳しい組み合わせ。
世界ランク1位の
A・マレー(英国)、同4位の
S・ワウリンカ(スイス)、昨年覇者で同5位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、同6位の
M・チリッチ(クロアチア)は欠場を表明している。
一方、今年7月に元世界ランク1位の
J・C・フェレーロ(スペイン)をコーチに迎え入れ勢いに乗るズベレフは今季4勝目、シティ・オープン初制覇に王手をかけた。決勝では第15シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。
元世界ランク10位のアンダーソンは3回戦で第1シードの
D・ティーム(オーストリア)、準々決勝で予選勝者のY・バンブリ(インド)、準決勝で第8シードの
J・ソック(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
■関連ニュース■
・錦織 驚異のズベレフに太鼓判・錦織 ジョコより自身に危機感・錦織2位、イチローに次ぐ