男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は4日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
錦織圭が世界ランク225位の
T・ポール(アメリカ)に3本のマッチポイントを握られる崖っぷちから3-6, 7-6 (10-8), 6-4の大逆転で破り、辛くも2年ぶり2度目のベスト4進出を果たした。
>>錦織vsズベレフ 1ポイント速報<<>>錦織らシティOP対戦表<<この日、序盤で1ブレークを許した錦織は今大会で快進撃を続ける20歳のポールに苦戦。4度のブレークチャンスを握るも活かせず、第1セットを落とす。
第2セットに入っても勢いに乗るポールの球威に押され3本のマッチポイントを握られたが、ドロップショットやフォアハンドのウィナーを決めてピンチをしのぎ、セットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセットでは第3ゲームでブレークすると錦織は息を吹き返し、得意のストローク戦で主導権を握って2時間30分を超える激闘を制した。
準決勝では、第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準々決勝で
D・メドヴェデフ(ロシア)をストレートで下しての勝ち上がり。
今年、錦織はブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)とアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)で決勝進出を果たすも優勝に手が届いていない。今大会で今シーズン初のタイトル獲得、シティ・オープンでは2015年以来2年ぶり2度目の優勝を狙う。
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