テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス3回戦が行われ、大会2年ぶりのベスト16進出を果たした第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が、試合後の会見で問題とされている芝の状態について自身の見解を示した。
>>ウィンブルドン対戦表<<「ガルビスは予測がつかない選手で、ビッグサーバーだし、とてもパワフルで、ベースラインから早い展開でプレーをしてきた。特に芝では難しい相手で、そんな彼からストレート勝利を飾れて嬉しく思っている」と3回戦を振り返ったジョコビッチ。
8日、世界ランク4位のジョコビッチは世界ランク589位の
E・ガルビス(ラトビア)と対戦。2セットアップで迎えた第3セットではタイブレークへもつれるも、先にミニブレークに成功するとその後はさらに引き離し、6-4, 6-1, 7-6 (7-2)のストレートで勝利した。試合時間は2時間11分。
会見で、度々問題となっている芝コートについて問われると「他の選手からの不満のコメントを耳にした。今日は芝に違いを感じた。特にベースラインの1メートル前後のエリア。正直、こんな経験は初めてで、いつもコートは完璧だった」と話し、続けて「バウンドが変わってしまう。特にベースラインの内側1メートルくらいに小さい穴がたくさんあって、もう芝が剥げている」と主張した。
「(大会2週目へ向けて)しっかりメンテナンスするだろうし、全力を尽くしてくれるはず」
4回戦では、世界ランク51位の
A・マナリノ(フランス)と対戦する。両者は今回が2度目の対戦で、ジョコビッチの1勝。
最後に「彼は良い状態にいると思うが自分もそう。この好調さを維持したい。彼も良い選手を下して4回戦へ進んでいる。彼は左利きだし、良いスライス・サービスを持っているし、(これまでと)違う試合になるだろう」と意気込んだ。


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