男子テニスのゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は20日、シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーの
杉田祐一は第1シードの
R・フェデラー(スイス)に3-6, 1-6のストレートで完敗し、2年連続の2回戦進出とはならなかった。
>>錦織vsカチャノフ 1ポイント速報<<>>錦織らゲリー・ウェバーOP対戦表<<この試合、フェデラーの強打に押された杉田は、第3ゲームで先にブレークを許して第1セットを落とす。続く第2セットは、フェデラーに5ゲーム連取を許してゲームカウント0-5に。第6ゲームでこの日始めてのブレークに成功したが、挽回することが出来ず、52分で敗退となった。
28歳の杉田は今大会、予選に第1シードで出場。予選決勝で第7シードの
M・ユーズニー(ロシア)に大接戦の末に敗れたが、世界ランク73位の
ルー・イェンスン(台湾)が右腕の負傷により棄権したため、急遽ラッキールーザーとして1回戦に臨んでいた。
今季は、4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)でシード勢を破ってATP500で初のベスト8に進出。前週のAEGON・サービトン・トロフィー(イギリス/サービトン、芝、ATPチャレンジャー)では、今季3度目のタイトルを獲得し、12日発表の世界ランキングで自己最高の64位を記録した。
一方、勝利したフェデラーは2回戦で、世界ランク29位の
M・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは1回戦で予選勝者の
L・ラコ(スロバキア)をストレートで下しての勝ち上がり。
世界ランク5位のフェデラーは今季、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、 グランドスラム)をはじめとする3大会でタイトルを獲得しており、ここまでの戦績は19勝2敗。芝初戦のメルセデス・カップ(ドイツ/シュツットガルト、芝、ATP250)では、初戦で敗退する波乱に見舞われていた。
また、第3シードの
錦織圭は1回戦で、世界ランク34位の
F・ベルダスコ(スペイン)を6-7 (7-9), 6-3, 6-4の逆転で下して芝初戦を白星で飾り、4年連続の2回戦進出を果たした。
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