テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、男子シングルス4回戦が行われ、世界ランク37位の
F・ベルダスコ(スペイン)は第8シードの
錦織圭に6-0, 4-6, 4-6, 0-6の逆転で敗れ、ベスト8進出を逃した。試合後の会見では落胆した表情で「今日のような試合の後は、リセットボタンを押している」とコメントした。
>>錦織vsマレー 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日の第1セットについてベルダスコは「難しい試合だった。出だしは、まずまずだった。第1セットは最高ではなかったけど彼(錦織)が疲れていたように見えて、多くのミスをしていた」と振り返った。
しかし、第2セットに入ると徐々に流れは錦織へ傾き始め「彼のミスも減り、ボールも深かった。今日は思うところへボールを配球出来ず、ミスも増えてしまった。どちらへ転んでもおかしくないゲームが沢山あったけど、多くが彼の方へいってしまった。居心地の悪い試合だった」と悔しさをあらわにした。
全仏オープン初の8強を逃した元世界ランク7位のベルダスコは、今後について「今は芝のシーズンに集中したい。ウィンブルドンへ向けて最高の準備をしたい」と述べた。
33歳のベルダスコはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、 芝、グランドスラム)で2013年にベスト8へ進出しており、その時は準々決勝で
A・マレー(英国)に2セットアップからの逆転負けを喫している。
続けて「ウィンブルドンが終わったら2週間クレーで戦って、それから全米オープンへ臨む。今日の敗戦を引きずりたくはない。次の大会へ向けて良いスタートを切りたい」と意気込んだ。
一方、勝利した錦織は準々決勝で第1シードのマレーと対戦する。
■関連ニュース■
・錦織 ベルダスコに脱帽で苦笑・錦織 地元メディアから高い評価・錦織をマレーが絶賛「上手い」