男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は14日、シングルス決勝が行われ、第8シードのD・ティエムは第4シードの
R・ナダル(スペイン)に6-7 (8-10), 4-6のストレートで敗れ準優勝に終わり、マスターズ初優勝とはならなかった。
>>錦織らBNLイタリア国際対戦表<<決勝戦、第1セットのタイブレークで2本のセットポイントを握ったティエムはナダルに強烈なフォアハンドのウィナーを決められ、このビッグチャンスを活かせなかった。
続く第2セットは1ブレークを許す苦しい展開から、第10ゲームでナダルからブレークチャンスを掴むも2時間17分で力尽き、今年4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー 、ATP500)決勝のリベンジとはならなかった。
赤土の戦いを知り尽くすナダルに2大会連続で敗れたが、今季クレーの戦績を14勝3敗とするティエムは現時点で、28日から開幕の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の本命2番手と言えるだろう。今年は2月のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)を制している。
今後、ティエムは現在開催中のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)に第8シードで出場し、初戦の2回戦で
P・クエバス(ウルグアイ)と予選勝者のA・マンナリノのどちらかと顔を合わせる。順当に勝ち進むと、準々決勝で再びナダルと対戦の可能性がある組み合わせ。
一方、
N・ジョコビッチ(セルビア)に並ぶマスターズ史上最多タイの30勝目をあげたナダルは今季のクレーコート連勝記録を15に伸ばし、3年ぶり10度目の全仏オープン制覇へ弾みをつけた。
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