男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は13日、グループ・イバン レンドルの予選ラウンドロビンが行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が試合後の会見で、対戦した第8シードのD・ティエムを「闘志を燃やしていたし、素晴らしいテニスを披露していた。称賛に値する」と絶賛した。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<過去の対戦でティエムに3連勝していたジョコビッチ。この日は第1セットを接戦の末に落とす苦しい展開から、6-7 (10-12), 6-0, 6-2の逆転で勝利して初戦を白星で飾った。
ATPワールドツアー・ファイナルズに初出場のティエムを、ジョコビッチは「今回が初出場だと考えると、ドミニク(ティエム)はとても素晴らしかった。この大舞台の状況にのまれているようには見えなかった。ベストを尽くしていた」と称賛。
また、自身が初出場したATPワールドツアー・ファイナルズについて問われたジョコビッチは「2007年の上海大会の時だった。あの時は、何も失うものはないと思っていたのを覚えている。最終戦へ出場する8人に入るためにベストを尽くしていた。最終戦で全ての瞬間を楽しもうと思っていた」と振り返った。
ツアー・ファイナルズで2008年に初優勝したジョコビッチは2012年から4連覇中で、今大会では5連覇と6度目の優勝を狙う。
11月7日に発表された世界ランキングで2014年7月7日からの世界ランク1位から2年ぶりに2位へ転落したが、今大会の結果次第では再び1位へ返り咲くチャンスが残されている。
ジョコビッチとティエムはM・ラオニチと
G・モンフィス(フランス)のグループ・イバン レンドル。
錦織圭、
A・マレー(英国)、
S・ワウリンカ(スイス)、
M・チリッチ(クロアチア)はグループ・ジョン マッケンローに入っている。
ATPワールドツアー・ファイナルズは4選手が2グループに分かれて総当り戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。1位通過者はもう一方のグループの2位通過者と準決勝で対戦する。
獲得ポイントは予選ラウンドロビン1勝あたり200ポイント、決勝進出で400ポイント、優勝すると500ポイント、最大で1,500ポイントを獲得する。
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