女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTAプレミア)は28日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカードで出場の
M・シャラポワ(ロシア)が予選勝者で世界ランク73位の
A・コンタベイト(エストニア)に6-3, 6-4のストレートで勝利し、ベスト4進出を果たした。
第1セット、4本のサービスエースを決めたシャラポワはコンタベイトに1度もブレークポイントを与えずにこのセットを先取。
続く第2セット、試合の主導権を握ったシャラポワが第4ゲームで先にブレークに成功。第5ゲームでブレークバックを許したが、第6ゲームで再びコンタベイトのサービスゲームを破り、リードを守りきって1時間23分で勝利した。
準決勝では世界ランク19位の
K・ムラデノヴィック(フランス)と同25位の
C・スアレス・ナバロ(スペイン)の勝者と対戦する。
昨年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)期間中に受けたドーピング検査で、禁止薬物であるメルドニウムの陽性反応が出たシャラポワは、当初2年間の出場停止処分を国際テニス連盟(ITF)から言い渡された。しかし、判決を不服とし、スポーツ調停裁判所(CAS)に控訴。その結果、15カ月間の出場停止処分へ減刑された。
15カ月ぶりの公式戦となった今大会では、1回戦で世界ランク36位の
R・ビンチ(イタリア)を7-5, 6-3のストレートで下して復帰戦を白星で飾り、2回戦では同胞の
E・マカロバ(ロシア)を7-5, 6-1で破ってベスト8に駒を進めていた。
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