男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)は30日、シングルス準々決勝が行われ、第4シードの
R・フェデラー(スイス)が第10シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)に2本のマッチポイントを握られるも6-2, 3-6, 7-6 (8-6)のフルセットで破り、6年ぶり6度目のベスト4進出を果たした。
>>キリオスvsズベレフ 1ポイント速報<<>>マイアミOP対戦表<<第1セット、序盤から積極的に攻撃を仕掛けたフェデラーは、第1ゲームでブレークに成功。その後もネットプレーやドロップショットを決めるなどで第7ゲームで再びベルディヒのサービスゲームを破ってこのセットを先取。
第2セット、多くウィナーを奪うなどストロークで優位に立つフェデラーだったが、第8ゲームでベルディヒに先にブレークされてしまう。続く第9ゲームでもベルディヒのサービスを攻略することが出来ず、今大会初めてセットを失ってセットカウント1-1に。
迎えたファイナルセット、一進一退の攻防が続くなか、フェデラーが第6ゲームで先にブレークに成功。しかし、続く第9ゲームでブレークバックを許し、試合はタイブレークに突入。タイブレークではベルディヒに2本のマッチポイントを握られたが、これを死守して1時間57分の大接戦を制した。
準決勝では、第12シードの
N・キリオス(オーストラリア)と第16シードの
A・ズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。
今大会、フェデラーは初戦の2回戦で
F・ティアフォー(アメリカ)、3回戦で第29シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、4回戦で第14シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をいずれもストレートで下しての勝ち上がり。
マイアミ・オープンでは、2002年に準優勝。2005・2006年には連覇を達成しており、11年ぶり3度目のタイトル獲得を狙う。
昨年は、膝の怪我で7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を最後に、その後の全ての大会を欠場。世界ランキングでは2002年の10月以来14年ぶりにトップ10から転落し、2000年以来16年ぶりとなる無冠のシーズンを送った。
しかし、復帰戦の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)決勝では
R・ナダル(スペイン)との黄金対決を制して7年ぶり5度目のタイトルを獲得。続くドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ 首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は2回戦で敗れたが、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)では優勝を飾るなど好調をキープしている。
一方、敗れたベルディヒは2年ぶりのベスト4進出とはならなかった。
■関連ニュース■
・錦織11位、1位はフェデラー・フェデラー 錦織絶賛「素早い」・錦織「フェデラーだけ特別」