男子テニスで世界ランク5位の
錦織圭が30日、自身の公式ブログを更新し、前週まで行われていた全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で優勝を飾った
R・フェデラー(スイス)について「また強いフェデラーが帰ってきて厄介だなと思う反面、嬉しかったりもします。多分この感情は他のどの選手にも思わないんですが、フェデラーだけは特別なのかもしれません」と、心境を綴った。
「先日オーストラリアから帰ってきました。全豪では満足いく結果ではなかったですが自分のテニスが良くなっていることは感じてたので収穫のあった1ヶ月でした」と錦織。
今回の全豪オープン1回戦では、世界ランク45位の
A・クズネツォフ(ロシア)とのフルセット戦を制し、2回戦で同72位のJ・シャーディ、3回戦で同121位の
L・ラコ(スロバキア)を下して4回戦へ駒を進めるも、フェデラーにフルセットで敗れ、3年連続4度目のベスト8進出とはならなかった。
「1回戦から5セット戦うという激戦からのスタートをものにし、少しずつ自信をつけて山場であるフェデラー戦まで徐々に調子を上げていきました。やっぱりグランドスラムでは1回戦から全開というのは難しく、いろんなプレッシャーや思いがあるので今回も難しいスタートでした」と、グランドスラムでの初戦の難しさを綴った錦織。
続けて「フェデラーの試合では今振り返ればこうしておけば良かったという場面がいくつかありました。前に彼と戦った時よりもより攻撃的に、ショットの速さだったり、展開の早さが増したように感じました。後半からはついていけない場面が多くありました」と、フェデラーと対戦した際の感覚を明かした。
また、
R・ナダル(スペイン)との決勝戦も見ていた錦織は「ここぞというフェデラーが集中した時はむちゃくちゃ強かったです。ナダルのディフェンスが浅くなった瞬間に攻めモードに入る、このスピードがフェデラーにしかできない速さだったように感じます。またいつか倒せるように頑張ります!!」と、次戦へ意気込んだ。
今後は、2月13日から開幕するアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)に出場予定。
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