女子テニスツアーのALYA マレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、ハード、インターナショナル)は4日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク106位の
日比野菜緒が同93位の
M・リネッタ(ポーランド)を2-6, 6-4, 6-4の逆転で下して自身3度目のツアー決勝進出を果たし、今季初優勝に王手をかけた。
この日、日比野はマッチポイントでリネッタのバックハンドがアウトして勝利を決めた直後、雄叫びをあげて喜びを爆発させた。試合時間は2時間25分。
決勝では、予選から勝ち上がった世界ランク158位の
A・バーティ(オーストラリア)と対戦する。
22歳の日比野は今シーズン早期敗退で苦しい時期を送っていたが、1回戦で世界ランク122位の
M・ザネブスカ(ウクライナ)をフルセットで退けると、2回戦では昨年覇者で第1シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)の棄権により労せず8強入り。準々決勝では予選勝者のL・カークホーブ(オランダ)をストレートで下して準決勝へ駒を進めていた。
これまでは2015年のタシケント・オープン(ウズベキスタン/タシケント、ハード、WTAインターナショナル)で優勝しており、昨年の同大会では決勝で敗れ惜しくも2連覇とはならなかった。
今大会、その他の日本勢では
尾崎里紗と予選を勝ち抜いた
加藤未唯は2回戦で敗れた。
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