男子テニスの最終戦であるATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)は7日に組み合わせ抽選が行われ、3年連続で出場する世界ランク5位の
錦織圭は同1位の
A・マレー(英国)、同3位の
S・ワウリンカ(スイス)、同7位の
M・チリッチ(クロアチア)のグループ・ジョン マッケンローに入った。錦織は現地14日の初戦で、全米王者のワウリンカと対戦する。
錦織とワウリンカは今回が7度目の対戦で、錦織の2勝4敗。今年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)準決勝では逆転負けを喫している。
7日発表の世界ランキングでイギリス人選手初の世界ランク1位へ上り詰めたマレーは今シーズンを通して安定した成績を残しており、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では3年ぶり2度目の優勝。
8月の リオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)は金メダルを獲得、全米オープンでは準々決勝で錦織に惜敗した。前週のBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)では初優勝、4大会連続のタイトル獲得を果たしている。
2014年の全米オープンを制しているチリッチは、今年のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)でマスターズ初優勝、スイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)決勝では錦織を下している。
また、もう一方のグループ・ イバン レンドルには同2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)、同4位のM・ラオニチ、同6位の
G・モンフィス(フランス)、同9位のD・ティエムが入った。
ATPワールドツアー・ファイナルズは8選手が2グループに分かれ、総当たりのリーグ戦を行う。各グループの上位2人が準決勝へ進み、トーナメントで優勝を争う。
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