男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード、ATP500)は30日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
A・マレー(英国)が第6シードの
JW・ツォンガ(フランス)を6-3, 7-6 (8-6)のストレートで下して2年ぶり2度目の優勝を果たし、チャイナ・オープン男子(中国/北京、ハード、ATP500)、上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)に続き3大会連続でタイトルを獲得した。今回優勝はキャリア通算42勝、今季7勝目を記録した。
決勝戦、ファーストサービスが入った時に78パーセント確率でポイントを獲得する安定の試合運びを見せたマレーは、2度のブレークに成功して1時間49分で勝利した。
両者は今回が16度目の対戦で、マレーの14勝2敗。今年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)準々決勝以来の対戦で、その時はマレーがフルセットで勝利していた。
今季7勝目をあげたマレーは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で準優勝、ウインブルドンでは3年ぶり2度目のタイトルを獲得。
全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は準々決勝で
錦織圭(日本)にフルセットで敗れるも、上海マスターズでは決勝で
R・バウティスタ=アグ(スペイン)を下して5年ぶり3度目の優勝を果たした。
一方、敗れたツォンガは2011年に続く大会2度目の優勝とはならず、今季初のツアータイトル獲得を逃した。
31日に開幕するBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)でマレーは第2シード、ツォンガは第11シードで出場する。
>>BNPパリバ・マスターズ対戦表<<
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