男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は29日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
M・チリッチ(クロアチア)が世界ランク72位で予選勝者の
M・ズベレフ(ドイツ)を4-6, 7-5, 6-3の逆転で下して決勝進出。この結果、第3シードの
錦織圭(日本)は決勝でチリッチと対戦することが決まった。
>>スイス・インドア対戦表<<両者は今回が12度目の対戦で、錦織の7勝4敗。今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)4回戦で錦織が左脇腹の痛みにより棄権した時以来の対戦。
また、両者ともに四大大会初のタイトルがかかった2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝では錦織がストレートで敗れた。
準決勝、チリッチはネットプレーなど積極的に攻めるズベレフに第1セットを先取されてしまうが、強烈なパッシングショットなどを決めて第2セットを奪い返す。ファイナルセットでは第8ゲームで先にブレークに成功し、2時間10分の接戦を制した。
両者は今回が3度目の対戦で、チリッチの3連勝。8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)に続く今季2勝目に王手をかけた。
一方、先に決勝進出を決めた錦織は、10月上旬の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)で痛めた臀部の怪我からの復帰戦となった1回戦で世界ランク77位の
D・ラヨビッチ(セルビア)、2回戦で世界ランク38位の
P・ロレンジ(イタリア)、準々決勝では過去4連敗中だった宿敵の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)にストレートで初勝利。
準決勝では
G・ミュラー(ルクセンブルグ)の高速サービスに苦しめられ、2本のマッチポイントを握られて崖っぷちに立たされるも、4-6, 7-6 (7-3), 6-3の大逆転勝利を飾った。
また、31日から始まるBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード、ATP1000)で錦織は第5シード、チリッチは第9シードで出場する。
>>パリバ・マスターズ対戦表<<
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