男子テニスのスイス・インドア(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は24日、シングルス1回戦が行われ、第3シードの
錦織圭が世界ランク77位の
D・ラヨビッチ(セルビア)に7-5, 6-1のストレートで勝利して3年ぶりの2回戦進出を果たし、臀部の怪我からの復帰戦を白星で飾った。
>>スイス・インドア対戦表<<10月上旬の楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)で臀部を負傷した錦織は、約3週間ぶりの公式戦だった。
この日はファーストサービスが入った時に89パーセントの高い確率でポイントを獲得した錦織が第12ゲームでラヨビッチからミスを誘い出してブレークに成功し、第1セットを先取。
第2セットは得意のラリー戦から第2ゲームでブレークすると完全に主導権を握り、ラヨビッチを圧倒して勝利した。
両者は今回が2度目の対戦で、錦織の2連勝。2014年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でもストレートで勝利していた。
2回戦では、
N・マウー(フランス)と
P・ロレンジ(イタリア)の勝者と対戦する。
順当に勝ち進むと、準々決勝で第5シードの
D・ゴファン(ベルギー)か
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、準決勝で第2シードのM・ラオニチか第6シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、決勝で第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する組み合わせ。
スイス・インドアでは2011年に
N・ジョコビッチ(セルビア)らを破り、決勝進出。
R・フェデラー(スイス)に敗れるも準優勝を果たした。
昨年は、決勝でフェデラーが
R・ナダル(スペイン)をフルセットで下し、2連覇と7度目の優勝を飾った。
また、錦織は11月13日に開幕するATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ロンドン、ハード)に3年連続の出場が確定している。
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