男子プロテニス協会のATPは17日、公式サイトにて世界ランク14位の
N・キリオス(オーストラリア)に来年1月15日までの出場停止処分と25,000ドル(約260万円)の罰金を科すと発表した。
ATPによると、現在21歳のキリオスは先週の上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)2回戦でやる気のないプレーを見せて既に総額16,500ドル(約170万円)の罰金処分を受けていた。
今回はそれとは別に、罰金25,000ドル(約260万円)と8大会分の出場停止処分が追加される。
しかし、出場停止処分に関してはスポーツ心理学者が提示する治療プログラムなどを受ければ、3大会分へ期間が短縮され、今年の11月7日からツアーへ復帰出来る。
キリオスは、自身の公式サイトで「上海で起きたことに対して謝りたい。今年は長く、怪我を乗り越え、アジアシーズンでは優勝出来たけど疲れていた。」と楽天ジャパン・オープン(東京/有明コロシアム、ハード、ATP500)優勝などシーズンを振り返った。
続けて「上海ではメンタル・身体共に疲れていた。しかし、それは言い訳にはならない。世界中のファンに謝りたい。ファンがいなければ僕は成り立たない。彼らが僕のエネルギーになっている。」
「このようなことが起きて、今シーズンが終わるのが残念。そして、ツアーファイナル出場を追いかけ続けることが出来ないことも残念。これは僕にとって重要な目標だった。今回のことを受け入れ、2017年に戻ることを楽しみにしています。」と、想いを綴った。
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