男子テニスツアーの成都オープン(中国/成都、ハード、ATP250)は1日、シングルス準決勝が行われ、ノーシードから勝ち上がった世界ランク101位で20歳の
K・カチャノフ(ロシア)が第6シードの
V・トロイキ(セルビア)を6-3, 7-5のストレートで破りATPツアー初の決勝進出を果たした。
この試合、カチャノフはトロイキに1度もブレークチャンスを与えずに圧倒し、2度のブレークに成功して第1セットを先取。第2セットではサービスキープが続く中、第11・第12ゲームを連取したカチャノフが1時間22分で勝利した。
ツアー初優勝をかけて、決勝では第5シードは
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)と対戦する。ラモス=ヴィノラスは、同日の試合で第3シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)をフルセットで下して決勝へ駒を進めた。
カチャノフは、今大会1回戦で第7シードの
J・ソウサ(ポルトガル)、2回戦で
A・マンナリノ(フランス)、準々決勝で第4シードの
F・ロペス(スペイン)を破っての勝ち上がり。
男子テニス界の次世代を担う選手として、
N・キリオス(オーストラリア)や
A・ズベレフ(ドイツ)、
西岡良仁(日本)らと共に今年の「ネクスト・ジェネレーション」に選ばれた注目の若手選手。
今年の全米オープンでは、予選3戦を勝ち抜きグランドスラム初の本戦出場。1回戦で
T・ファビアーノ(イタリア)を下し、2回戦では
錦織圭(日本)から1セットを奪うなど苦しめるも4-6, 6-4, 4-6, 3-6で敗れた。
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