男子テニスの国別対抗戦 デビスカップ準々決勝、イタリアで行われたアルゼンチン対イタリアの一戦ではアルゼンチンが勝利を飾り、この14年間で11度目となる準決勝進出を決めた。
最終日の17日に行われたリバース・シングルス1で
F・デルボニス(アルゼンチン)が
F・フォニュイーニ(イタリア)を6-4, 7-5, 3-6, 7-5の3時間半にわたる熱戦を制し、アルゼンチンが3勝目を飾って勝利を決めていた。
1回戦でポーランドを、そして今回の準々決勝でイタリアを下したアルゼンチンは、9月に行われる準決勝で前年度チャンピオンのイギリスと対戦する。全米オープン翌週に行われる準決勝では、イギリスのエースである
A・マレー(英国)が出場してくるかが勝敗に大きく影響する。
今回の準々決勝でイギリスは敵地セルビアのベオグラードへ訪れ、ウィンブルドンで自身2度目の優勝を飾ったマレーを欠いた布陣ながら、セルビアを下して準決勝進出を決めた。
デルボニスはウィンブルドンの1回戦でフォニュイーニにフルセットの敗戦を喫していた。今回の対戦でフォニュイーニはそれまで初日のシングルスに加えて2日目のダブルスにも出場しており、トータルで5時間半に及ぶ8セットを既に戦っていた。一方のデルボニスは初日のシングルスに勝利したあと、2日目のダブルスには出場せず休養をとっていた。
イタリアは自国ペサロにアルゼンチンを招いて準々決勝を行ったが、7年ぶりとなる自国での敗戦を喫してしまった。
アルゼンチンは9月16日から18日にかけて行われる準決勝で2連覇を狙うイギリスと対戦する。これまでの両国の対戦成績は、アルゼンチンの3勝1敗となっている。
(STATS - AP)


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