テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は大会10日目の31日、女子シングルス4回戦が行われ、世界ランク102位の
T・ピロンコバ(ブルガリア)が第2シードで同2位の
A・ラドワンスカ(ポーランド)を2-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、全仏オープン初のベスト8進出を果たした。
>>全仏オープン 対戦表<<悪天候の影響で3日間に渡って行われたこの試合、第1セットを落として第2セットもゲームカウント0-3と劣勢に立たされていたピロンコバ。
しかし、再開後に流れは一変。長いデュースとなった第4ゲームを取ると流れを掴んだピロンコバが6ゲーム連取に成功して、試合はファイナルセットへ。
ファイナルセットの開始時、またも雨による中断が入るも流れは変わらず2度のブレークに成功し、優勝候補の一角であるラドワンスカを退けた。
準々決勝では、第21シードの
S・ストーサー(オーストラリア)と対戦する。ストーサーは同日の4回戦で第6シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を下して2012年大会以来のベスト8進出を決めている。
ピロンコバは2010年のウィンブルドンで
M・バルトリ(フランス)、
V・ウィリアムズ(アメリカ)らを下してベスト4へ進出した。世界ランキングの自己最高は2010年に記録した31位。
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