ロシア・テニス協会のS・タルピチェフ会長は、1月の全豪オープン期間中に受けたドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が出た
M・シャラポワ(ロシア)が、今回の事案でテニス人生に終止符が打たれるのではとする自身の発言を撤回した。
ロシアのメディアであるRスポーツ紙では、タルピチェフ会長が現在のシャラポワの状況は「とても悪いもの」であり、彼女が復帰することには「非常に疑問を持っている」と19日に伝えられていた。
「私はただ、彼女(シャラポワ)が今はまだ大会へ出れないと言っただけ。なぜなら、彼女の今回の事案にはまだ正式な処分が下されていないから。」とタルピチェフ会長は他のメディアへ語っていた。
シャラポワは全豪オープン期間中のドーピング検査で、メルドニウムの陽性反応が出ていた。自身が開いた会見では、そのメルドニウムを10年以上健康上の理由から服用しており、2016年1月1日から新たに禁止薬物にメルドニウムが指定されたことを知らなかったと発言していた。
シャラポワは現在、国際テニス連盟(ITF)からの正式な処分が下されていないために、暫定的に公式戦への出場は禁止されている。
(STATS - AP)
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