男子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は8日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードの
A・マレー(英国)との頂上決戦を6-2, 3-6, 6-3のフルセットで制して5年ぶり2度目の優勝を果たし、マスターズ歴代最多29勝目を飾った。
>>マドリッド・オープン対戦表<<決勝戦、ジョコビッチはマレーに10本のサービスエースを決められるも、6度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、2時間6分で勝利した。
今大会、ジョコビッチは初戦の2回戦で
B・チョリッチ(クロアチア)、3回戦で第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)、準々決勝で第11シードのM・ラオニチ、そして準決勝で第6シードの
錦織圭を破り、1セットも落とさずに決勝戦まで駒を進めていた。
今年のマイアミ・オープン決勝で錦織をストレートで破り、マスターズ最多28勝目を飾ったジョコビッチだったが、その後のモンテカルロ・マスターズではまさかの初戦敗退。
そのモンテカルロ・マスターズは
R・ナダル(スペイン)が制してジョコビッチのマスターズ最多28勝に並んでいたが、今回でナダルを引き離し単独トップの29勝目をマークした。
一方、敗れたマレーは昨年のマドリッド・オープンで大会初優勝を飾り、今大会では2連覇を狙っていたがジョコビッチに阻止されてしまった。
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