男子テニスの国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ1回戦 日本対イギリス(イギリス/バーミンガム、ハード)は初日の4日、シングルス第1試合が行われ、世界ランク87位の
ダニエル太郎は同2位でエースの
A・マレー(英国)に1-6, 3-6, 1-6のストレートで敗れ、日本は0勝1敗の黒星スタートとなった。
この試合、ダニエル太郎はBIG4のマレーに圧倒され、第1セットでは1ゲームをサービスキープするのがやっとだった。第2セットは徐々にラリー戦でポイントを取るも、第7ゲームでギアを上げたマレーにブレークを許す。さらに第9ゲームもブレークされたダニエル太郎は2セットダウンの崖っぷちに追い込まれる。
第3セットでは第2ゲームでマレーのリターンエースが決まり、ブレークを許す苦しい展開に。その後も挽回することが出来なかったダニエル太郎はストレートで敗れた。
同日のシングルス第2試合にはエースの
錦織圭が
D・エヴァンス(英国)と対戦する。
日本とイギリスの勝利した国は、7月15日に行われるワールドグループ準々決勝でセルビアとカザフスタンのどちらかと対戦する。
昨年、日本はワールドグループ1回戦でカナダに敗れた。その後、ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)ではコロンビアにシングルスで錦織が2勝、ダニエル太郎が1勝をあげる底力を見せ、ワールドグループ残留を決めた。
対するイギリスは昨年、エースであるマレーがシングルスとダブルス合わせて8試合に出場して全ての試合に勝利。イギリスを79年ぶりの優勝に導いた。また、マレーは第一子が生まれてから初めての試合へ臨む。
デビスカップは他の大会とは異なる形式となっており、初日に各国1位の選手と2位の選手によるシングルスをそれぞれ行い、2日目にダブルス1試合、最終日の3日目は両国1位と2位同士のシングルス2試合の合計5試合が行われ、3勝した国が勝利する。
日本とイギリスのメンバーは以下の通り。
【大会1日目】
・シングルス第1試合:ダニエル太郎 ×-○ A・マレー
・シングルス第2試合:錦織圭 vs D・エヴァンス
【大会2日目】
・ダブルス第1試合:
西岡良仁/
内山靖崇 vs
J・マレー(英国)/ D・イングロット
【大会3日目】
・シングルス第1試合:錦織圭 vs A・マレー
・シングルス第2試合:ダニエル太郎 vs D・エヴァンス
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