テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は23日、男子シングルス3回戦が行われ、第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)が世界ランク51位の
L・ロソル(チェコ共和国)を6-2, 6-3, 7-6 (7-3)のストレートで下し、4年連続のベスト16進出を果たした。
>>全豪オープン対戦表<<この試合、ワウリンカは第1セットでロソルにブレークチャンスを与えずにこのセットを先取すると勢いに乗り、第2セットでもロソルを圧倒して2セットアップにする。第3セットでは、粘るロソルにブレークポイントを掴めずタイブレークに突入。どちらも譲らない接戦だったが、最後はワウリンカがシングルバックハンドのウィナーを決めて1時間54分で勝利した。
4回戦では、第13シードの
M・ラオニチ(カナダ)と対戦する。ラオニチは、同日の4回戦で第21シードの
V・トロイキ(セルビア)をストレートで下しての勝ち上がり。
2014年の全豪オープン決勝で
R・ナダル(スペイン)を破り、四大大会初タイトルを獲得したワウリンカ。昨年は、準決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)にフルセットで敗れるもベスト4進出を果たした。
ワウリンカは今シーズンの開幕戦であるチェンナイ・オープンでは、決勝で
B・チョリッチ(クロアチア)を下して3連覇を達成。この大会は1セットも落とさず、全てストレートでの勝利だった。
シード勢が順当に勝ち進んだ場合、ワウリンカは準々決勝で第5シードのナダルと対戦する可能性があった。しかし、ナダルが1回戦で
F・ベルダスコ(スペイン)に敗れる波乱に巻き込まれ、既に大会から姿を消している。現在ワウリンカブロックのシード勢で勝ち進んでいるのは、ラオニチと第23シードの
G・モンフィス(フランス)のみとなっている。
>>WOWOWで全豪オープン実況中!吉崎仁康氏による現地レポート<<

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