男子テニスツアーのシーズン開幕戦であるブリスベン国際男子(オーストラリア/ブリスベン、ハード)は8日、シングルス準々決勝が行われ、第2シードの
錦織圭は第7シードの
B・トミック(オーストラリア)に3-6, 6-1, 3-6のフルセットで敗れ、4年連続のベスト4進出とはならなかった。
>>ブリスベン国際男子 対戦表<<この試合の第1セット、錦織はフォアハンドの調子が良くウィナーを決めていた。しかし、第8ゲームでミスが続きトミックにブレークを許してこのセットを落としてしまう。
第2セットでは、第3ゲームでデュースが続く中、錦織が我慢のテニスでサービスキープすると、続く第4ゲームでこの試合初のブレークに成功。その後は5ゲーム連取でこのセットを取ってセットカウント1-1。
ファイナルセットは一進一退の攻防が続く中、地元の声援を受けるトミックに強烈なサービスを決められるなどで失速し、自身のサービスゲームでは2度のブレークを許して準々決勝敗退となった。
両者は今回が3度目の顔合わせで、錦織はトミックに初の敗戦を喫した。
過去のブリスベン国際男子で錦織は3度ベスト4へ進出している。2013年は
A・マレー(英国)、2014年は
L・ヒューイット(オーストラリア)、2015年はM・ラオニチに準決勝で敗れた。
また、錦織は
G・ディミトロフ(ブルガリア)とペアで今大会のダブルスにも出場しており、準々決勝では昨年の全米オープンダブルス優勝ペアで第1シードの
PH・エルベール(フランス)(フランス)/
N・マウー(フランス)組を4-6, 6-1, 10-7の逆転で破る金星をあげて4強入りを果たしている。
一方、勝利したトミックは準決勝で、同日の準々決勝で
L・プイユ(フランス)を下した第4シードのラオニチと対戦する。
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