男子プロテニス協会のATPは公式サイトで、世界ランク3位の
R・フェデラー(スイス)の1999年から2015年までのサービスデータを比較したところ、今季のデータが過去最高であることを発表した。
ファーストサービスの確率、ファーストサービスのポイント獲得率、サービスゲームの獲得率の平均を1999年から今年まで比較したところ、今年はファーストサービスの確率は64パーセント、ファーストサービスのポイント獲得率は80パーセント、サービスゲームの獲得率は92パーセントと全て自己最高値となった。
フェデラーのサービスゲームのキープ率はもはや神業で、シンシナティ・マスターズでは1セットも落とさずに勝ち進み、全米オープンでさえ決勝の
N・ジョコビッチ(セルビア)戦以外は全てストレート勝利と脅威のキープ力を見せた。
現在34歳のフェデラーは今季6タイトルを獲得、キャリア通算88勝を誇る。ツアーファイナルでは、ラウンドロビン全勝で準決勝進出を果たし、
S・ワウリンカ(スイス)を下して決勝へ進出しジョコビッチに敗れるも準優勝を飾った。
選手生命が短いとされていたテニス界で、すでに30歳を超えているにも関わらず常に進化し続けているフェデラー。来年はどんな活躍を見せてくれるのか期待がかかる。
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