男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアーファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は15日、グループ・スタン スミスの予選ラウンドロビンが行われ、第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-4, 6-2のストレートで下した第3シードの
R・フェデラー(スイス)が、4年ぶり7度目の優勝へ向け好発進した。
>>ツアーファイナル組合せ表<<フェデラーは、ATPツアーを回る選手達が選ぶステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ・アワードと、ファンが選ぶ最も人気のある選手に贈られるファンズ・フェイバリット・アワードの2つの賞を受賞し、この賞の表彰セレモニーが試合後にコート上で行われた。
受賞したフェデラーはGAORAの中継で「ファンから、そして同じ選手から選ばれる2つの賞を受賞出来たのは本当に嬉しいこと。」と喜びをコメント。
スポーツマンシップは小さい時から備わっていたかという質問には「小さい時、ジュニアの大会では自分たちでポイントをコール出来るから、ズルをしようとすれば誰でも出来る。でも自分はそれをすると、夜眠れなくなるくらい気になってしまう。だからそれはしなかった。」と当時のことを話したフェデラー。
続けて「特に自分が若い時、スポーツマンシップを心がけるようになったのも、
S・エドバーグ(スウェーデン)という素晴らしいお手本が居たから。」
「自分だけじゃなくて、多くの選手もスポーツマンシップ賞に相応しい行動をコート内・外で行っている。その中で選ばれたのもとても嬉しい。」と話した。
最後に観客へ向け「自分の試合を楽しみにしてくれているのは非常に嬉しい。それ以外の試合も是非観に来て下さい。そして来年もずっと先も、またこの会場に戻って来られるよう頑張る。これからも応援をお願いします。」と言葉を贈った。
今後フェデラーは、予選ラウンドロビンで第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第8シードの
錦織圭(日本)と対戦する。
(コメントはGAORAから抜粋)
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