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最終戦 誰がジョコを止めるか

11月15日から開幕する男子テニスツアーのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)で、世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)が4連覇と大会5度目の優勝を狙う。

前週のBNPパリバ・マスターズで3連覇達成と同時に、大会4度目の優勝を飾ったジョコビッチ。このタイトル獲得は史上初となる同一シーズンにマスターズ6大会制覇の快挙となった。

今季は通算10勝をあげており、グランドスラムでは全豪オープン・ウィンブルドン・全米オープンの3大会で優勝した。

また8月のシンシナティ・マスターズ決勝でR・フェデラー(スイス)に敗れて以降は負けなしで、連勝記録を22に伸ばしている。

現状ではツアー・ファイナルの優勝候補はジョコビッチと言えるが、その対抗馬が世界ランク2位のA・マレー(英国)、同3位のフェデラー、同4位のS・ワウリンカ(スイス)、同5位のR・ナダル(スペイン)、同6位のT・ベルディヒ(チェコ共和国)、同7位のD・フェレール(スペイン)、同8位の錦織圭(日本)

昨年終盤から好調のマレーは8月のロジャーズ・カップ決勝でジョコビッチに2013年のウィンブルドン決勝以来 約2年ぶりに勝利した。直近ではBNPパリバ・マスターズ決勝でストレートで敗退。

フェデラーはウィンブルドンと全米オープンの決勝で敗れているが、ドバイ大会決勝とシンシナティ・マスターズ決勝ではジョコビッチを破っている。

ワウリンカは全仏オープン決勝で逆転勝利をおさめ、ジョコビッチの生涯グランドスラム達成を阻止した。

ナダルは今年3度対戦しているが1セットも取れずに3連敗しており、最後に勝利したのは昨年の全仏オープン決勝。

ベルディヒは過去22度対戦し、2010年のウィンブルドン準決勝と2013年のローマ・マスターズ準々決勝でしか勝利していない。

フェレールは過去5度勝利しているが2011年のツアー・ファイナルが最後の勝利で、近年は10連敗中。

錦織は過去6度対戦し、2勝4敗。昨年の全米オープン準決勝では王者ジョコビッチを破る金星をあげたが、以降は3連敗している。

圧倒的な強さを発揮する王者ジョコビッチの勢いを誰が止めるかに注目が集まる。


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(2015年11月10日12時12分)

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