男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は6日に行われたシングルス準々決勝で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)らベスト4進出者が出揃った。大会3連覇を狙うジョコビッチは、準決勝で第4シードの
S・ワウリンカ(スイス)と通算23度目の対戦となる。
>>パリ・マスターズ対戦表<<ジョコビッチとワウリンカは過去22度対戦しており、対戦成績はジョコビッチから18勝4敗。数字だけで見るとジョコビッチが圧倒しているが、昨年は1勝1敗、今年は2勝1敗となっている。
グランドスラムでは6度対戦しておりジョコビッチから4勝2敗だが、その内4度はフルセットへもつれる接戦。
四大大会で記憶に新しいのは、今年の全仏オープン決勝戦。この時ジョコビッチは歴代8人目となる生涯グランドスラム(全豪・全仏・全英・全米の四大大会全てで優勝)まであと1勝と迫っており、現役選手ではBIG4の
R・フェデラー(スイス)、
R・ナダル(スペイン)に次ぐ3人目を狙っていた。
しかし、決勝でワウリンカに6-4, 4-6, 3-6, 4-6の逆転で敗れ、大会初優勝と共に悲願の生涯グランドスラム達成を阻止されていた。その後のシンシナティ・マスターズ準々決勝ではストレートでジョコビッチが勝利し、リベンジを果たしている。
今回のパリ・マスターズは23度目の対戦となる両者。マスターズのみではジョコビッチが9戦全勝。しかし、BIG4の対抗馬として名があがるワウリンカも今季5度目のタイトル獲得と最終戦への弾みをつけたいところ。


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