男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は1日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)が第3シードの
R・ナダル(スペイン)とのライバル対決を6-3, 5-7, 6-3のフルセットで制して2連覇達成と同時に、大会7度目の優勝を飾った。今回のタイトル獲得は今季6勝目、キャリア通算では88勝目。
>>スイス・インドア対戦表<<通算34度目となった両者の激突、第1セットを先取したフェデラーだったが、第2セットの第11ゲームでは30-30の時にフォアハンドのミスを犯したことが影響し、ブレークを許してファイナルセットへ。
ここで失速しなかったフェデラーは第8ゲームでブレークに成功、続く第9ゲームでは最後ナダルのリターンがアウトし、2時間2分の激闘に終止符が打たれた。
今回でフェデラーは対ナダル戦を11勝23敗とした。両者の対決は2014年の全豪オープン準決勝以来で、その時はナダルが勝利していた。
今季フェデラーはウィンブルドンと全米オープンで準優勝を飾るなど、好調なシーズンを送っている。しかし、10月の上海マスターズではまさかの初戦敗退を喫した。
またスイス・インドアと相性が良いフェデラー。昨年は決勝で
D・ゴファン(ベルギー)に勝利した。
一方、準優勝のナダルは今季思うような結果を残せず、2004年以来11年ぶりとなるグランドスラム無冠のシーズンを送っていた。しかし、全米オープン後のアジア・シーズンから徐々に本来の力を取り戻し始め、北京オープンで準優勝、上海マスターズではベスト4へ進出した。
今大会には
錦織圭(日本)も出場する予定だったが、肩の負傷により欠場。今後フェデラーとナダル、さらに錦織や世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)らは2日から開幕するパリ・マスターズに出場する。
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