女子ツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、ハード)は31日、シングルス準決勝が行われ、第5シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)が第2シードの
G・ムグルサ(スペイン)、第4シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)を下し、決勝進出を決めた。
レッド・グル―プ2位通過のラドワンスカは、ホワイト・グループ全勝で1位通過の22歳ムグルサを6-7 (5-7), 6-3, 7-5の逆転で下し、大会初の決勝進出を果たした。
両者は今回が7度目で、今季だけで既に4度対戦しており、ラドワンスカがムグルサに4連敗中だったが連敗をストップさせた。
過去同大会では2012・2014年に準決勝進出を果たしているが、共に決勝進出を逃していた。今回は初の決勝進出となる。
敗れたムグルサは今大会が初出場となり、ホワイト・グループの予選ラウンドロビンでは3戦全勝で準決勝に勝ち上がったが、初出場で初の決勝進出とはならなかった。
一方、ホワイト・グループ2位通過のクヴィトバは、レッド・グル―プで1位通過のシャラポワに6-3, 7-6 (7-3)のストレートで勝利し、2011年以来4年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。
クヴィトバは今回が5年連続の出場となり、2011年には初出場で初優勝を飾っている。昨年は予選敗退で準決勝進出とはならなかった。
敗れて決勝進出を逃したシャラポワは、今年のウィンブルドンの準決勝敗退後、痛めていた足の怪我のためにツアー離脱を強いられていた。
今大会の予選ラウンドロビン1試合目でラドワンスカを下し、ウィンブルドン以来となる初白星あげ、その後は
S・ハレプ(ルーマニア)、
F・ペネッタ(イタリア)に勝利して3戦全勝で準決勝進出を決めていた。
過去同大会では2004年に初出場で優勝し、2007年と2012年には準優勝を飾っている。今回は11年ぶりのタイトル獲得を狙うも、クヴィトバにストレートで敗れる結果となった。
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