女子ツアー最終戦であるBNPパリバWTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、ハード)は27日、予選ラウンドロビンのレッド・グループ2試合が行われ、第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)が昨年ファイナリストで第1シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を6-4, 6-4のストレートで撃破し、準決勝進出へ向け2勝目をあげた。
両者は今回が6度目の対戦で、シャラポワはハレプとの対戦成績を6戦全勝とした。
この試合、7度ものダブルフォルトを犯したシャラポワだが、第1セットでハレプを左右に揺さぶる展開でチャンスを作ってポイントにつなげ、最後はハレプが逆クロスのショットを返しきれず、このセットを先取する。
第2セットでは、第2ゲームで先にブレークしたシャラポワが、バックハンドで角度あるショットを決めて1時間54分で勝利を決めた。
試合後にハレプと握手を交わしたシャラポワはガッツポーズをして雄叫びをあげ、勝利した喜びを爆発させた。
ウィンブルドンの準決勝敗退後、痛めていた足の怪我のためにツアー離脱を強いられていたシャラポワ。今大会の予選ラウンドロビン1試合目で第5シードの
A・ラドワンスカ(ポーランド)を下し、ウィンブルドン以来となる初白星あげ、今回はハレプを下して早くも2勝して準決勝進出に大きく前進した。
過去同大会では2004年に初出場で優勝し、2007年と2012年には準優勝を飾っている。
また、同じくレッド・グループに組み分けされた第7シードの
F・ペネッタ(イタリア)が、第5シードのラドワンスカを7-6 (7-5), 6-4のストレートで下し、1勝目をあげた。
33歳のペネッタは今年の全米オープン覇者で、今季限りで引退を表明している。
予選ラウンドロビン1試合目ではハレプに敗れていたが、ラドワンスカを下して1勝1敗で準決勝進出に望みをつないだ。
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