テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は12日、女子シングルス決勝が行われ、第26シードの
F・ペネッタ(イタリア)がノーシードの
R・ビンチ(イタリア)とのイタリア勢対決を7-6 (7-4), 6-2のストレートで制し、四大大会初優勝を飾った。グランドスラム49回目の挑戦で初のタイトルを獲得したペネッタは、表彰式で涙ぐみながら突然の引退宣言をした。
>>全米オープン対戦表<<WOWOWの中継で「夢が叶った。」と優勝の喜びを語り「この大会の1カ月前、私は大きな決断をした。テニスにお別れを言いたいと思う。」と引退について明かした。
最後に「これが最後の全米オープン。私は本当に幸せです。」とペネッタ。
決勝戦、ペネッタは強烈なストロークを武器に28本のウィナーを決め、ビンチのサービスゲームでは11度のブレークチャンスから4度のブレークに成功し、1時間33分で優勝を決めた。
イタリア人としては2010年の全仏オープンで優勝した
F・スキアボーネ(イタリア)以来5年ぶりのグランドスラム制覇となった。
ペネッタは今回の優勝でキャリア通算11勝目。世界ランキングでは2009年の10位が自己最高位だった。
また、決勝戦にはペネッタの恋人である男子テニス世界ランク32位の
F・フォニュイーニ(イタリア)が観戦していた。フォニュイーニは今大会3回戦でBIG4の
R・ナダル(スペイン)に2セットダウンからの大逆転勝利をおさめてベスト16へ進出した。
一方、準優勝のビンチは、準決勝で年間グランドスラム達成を狙っていた第1シードの女王
S・ウィリアムズ(アメリカ)を逆転で破る番狂わせを演じ、四大大会初の決勝進出を果たしていた。
(引用元WOWOW)
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