男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は30日、シングルス準々決勝が行われ、最終戦出場を狙う第5シードの
R・ガスケ(フランス)がビッグサーバーの
I・カルロビッチ(クロアチア)を6-4, 6-7 (2-7), 7-6 (8-6)と2時間26分のフルセット戦を制し、辛くもベスト4進出を決めた。
>>スイス・インドア対戦表<<今季の大会獲得ポイント上位8名のみが出場するATPワールドツアー・ファイナルの出場権をかけた「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で現在10位のガスケは、今大会と来月のパリ・マスターズの2大会連続で優勝しなければ、最終戦出場の可能性は断たれてしまうという苦しい状況。
今回ガスケが敗れていた場合、
D・フェレール(スペイン)と
錦織圭(日本)の2選手が最終戦出場が確定となっていた。
11月2日からのパリ・マスターズでは第10シードとして出場し、初戦となる2回戦で
L・マイェール(アルゼンチン)と
M・クリザン(スロバキア)の勝者と対戦。順当に勝ち上がった場合、第6シードの錦織と3回戦で対戦する可能性の組合せとなった。
今回の準々決勝ではカルロビッチに32本ものサービスエースを決められ、ファイナルセットのタイブレークではマッチポイントを握られる。このピンチをバックハンドのパッシングショットを決めてしのぎ、2時間26分で勝利した。
両者は今回が6度目の対戦となり、ガスケはカルロビッチとの対戦成績を5勝1敗とリードを広げた。
準決勝では第3シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する。
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