11月2日から行われる男子テニスツアーのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)のドローが発表され、最終戦出場を狙う
錦織圭(日本)は第6シードとして出場し、初戦となる2回戦で
J・シャーディ(フランス)と主催者推薦枠で出場の
L・プイユ(フランス)の勝者と対戦することが決まった。
錦織とシャーディは過去に4度対戦しており、対戦成績は2勝2敗。最後に対戦したのは昨年の楽天ジャパン・オープンで、その時は錦織がストレートで勝利している。
まだ対戦したことがない世界ランク68位で21歳のプイユは、今年の全豪オープン1回戦で同胞
G・モンフィス(フランス)に2セットアップから逆転で敗れるも、フルセットの熱戦で会場を大いに沸かせた。
バックハンドは両手打ちだが、丁寧なフォームは
R・フェデラー(スイス)と比較されることもあり、今後の活躍に期待される若手選手。
また、上位シード勢が順当に勝ち上がった場合、錦織は3回戦で第10シードの
R・ガスケ(フランス)、準々決勝で第2シードの
A・マレー(英国)、準決勝で第3シードのフェデラーと対戦する可能性がある厳しい組合せ。
錦織はガスケと過去に5度対戦しているが、まだ1度も勝利したことがない。ガスケから1セット奪ったのは1度だけで、それ以外はストレートで敗れている。
現在ガスケは最終戦ランク9位に位置しており、
D・フェレール(スペイン)、錦織と残る出場枠2つを争っている。
ガスケは現在行われているスイス・インドアとパリ・マスターズの2大会連続で優勝しなければ、最終戦出場の可能性は断たれてしまうという苦しい状況だが、スイス・インドアではベスト4進出を決めている。
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