男子テニスツアーのスイス・インドア(スイス/バーゼル、ハード)は29日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・フェデラー(スイス)、第5シードの
R・ガスケ(フランス)、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)はベスト8進出を決めるも、第4シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)、第6シードの
J・イズナー(アメリカ)が敗れ、シード選手で明暗が分かれた。
大会7度目の優勝を狙うフェデラーは、
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-4, 4-6, 6-4のフルセットで下し、順当に8強入りを果たした。
過去同大会で6度の優勝を誇るフェデラーは、今大会の1回戦で
M・ククシュキン(カザフスタン)を下し、コールシュライバーに勝利して第8シードの
D・ゴファン(ベルギー)との準々決勝を決めた。
フェデラーとゴファンは昨年同大会の決勝でも対戦しており、準々決勝で昨年決勝の再現が実現となる。
最終戦出場を狙うガスケは、
D・ティエム(オーストリア)を7-6 (7-1), 6-4のストレートで下した。
ガスケは最終戦ランキングで現在10位に位置しており、残る出場枠2つを
D・フェレール(スペイン)、
錦織圭(日本)と争っている。
ガスケは今大会と来月のパリ・マスターズの2大会連続で優勝しなければ、最終戦出場の可能性は断たれてしまうという苦しい状況の中で、今回はベスト8進出を決めて最終戦出場の望みをつないだ。
第7シードのチリッチは、
T・ガバシュビリ(ロシア)を6-3, 6-1のストレートで下し、第3シードの
R・ナダル(スペイン)が待つ準々決勝に駒を進めた。
チリッチとナダルは今回が4度目の対戦で、対戦成績はチリッチから1勝2敗。最後に対戦したのは2011年のローマ・マスターズで、今回は約4年半ぶりの顔合わせとなる。
また、同日に登場した第4シードのアンダーソンは
D・ヤング(アメリカ)、第6シードのイズナーは
J・ソック(アメリカ)にそれぞれ敗れ、ベスト8進出を前に姿を消すこととなった。
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