男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、ハード)は27日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク30位の
N・キリオス(オーストラリア)が予選勝者で同170位の
D・ブランズ(ドイツ)に4-6, 6-2, 6-7 (3-7)でフルセットの末に敗れ、初戦で姿を消した。
キリオスは試合序盤でブランズのサービスゲームをブレークし、ゲームカウント4-1とリードする好スタートを切った。
しかし、集中を切らしたキリオスは続けざまにブランズにブレークを許して、一気にゲームカウント4-5とリードを許してしまう。その後、気持ちの入らないプレーが続き、キリオスは第1セットを落とした。
ところが第2セットに入ると、キリオスは気持ちを切り替えて2度のブレークに成功。そのセットを奪い返し、その勢いのまま勝利をものにするかと思われた。
ファイナルセットは更に混沌とし、タイブレークへ突入。そのタイブレークではより安定したテニスを披露したブランズが6-2とリードしてマッチポイントを握るが、続くポイントでキリオスはセカンド・サービスでエースを奪い意地を見せる。
しかし続く2本目のマッチポイントで逆にブランズにサービスエース決められゲームセット。キリオスは1時間24分で敗退した。
ブランズは「今日の鍵になったのは、大切なポイントで、どれくらい冷静でいられて集中出来たかだと思う。良いポイントを取れたし、本当に良いプレーが出来たと感じている。」と自身のプレーに満足していた。
ブランズは2回戦で第1シードの
D・フェレール(スペイン)と対戦する。今大会、上位4シード選手は1回戦が免除されているため、フェレールはブランズとの2回戦が初戦となる。
(STATS - AP)
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