男子テニスツアーのイフ・ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、ハード)は21日、シングルス1回戦が行われ、主催者推薦枠で出場の
J・ニエミネン(フィンランド)が元世界ランク9位の
N・アルマグロ(スペイン)に6-3, 6-7 (6-8), 4-6の逆転で敗れた。この結果、ニエミネンのプロ選手として現役最後の試合に幕を閉じた。
この試合、第1セットを先取したニエミネンであったが、第2セットのタイブレークを6-8で落としてから流れが傾き、ペースを掴んだアルマグロから1度もブレークチャンスを掴めず2時間8分で敗れた。
試合後、ニエミネンの公式フェイスブックで「彼のプロ選手としての素晴らしい経歴を飾る最後の試合をした。彼は素晴らしい選手だった!」と、チームスタッフが投稿していた。
今季中に引退することを表明していた34歳のニエミネン。2006年7月に記録した世界ランク13位が自己最高位で、キャリア通算2勝をあげている。グランドスラムでは、2005年全米オープン、2006年ウィンブルドン、2008年全豪オープンでのベスト8が最高となっている。
2006年には手首の手術を受けて3ヶ月間のツアーからの離脱。下部大会であるチャレンジャーにも出場していた。
今年のウィンブルドンでは、1回戦で
L・ヒューイット(オーストラリア)にフルセットの末に勝利して2回戦へ進出した。ヒューイットも来年1月の全豪オープンで引退を表明している。
今後ニエミネンは11月に行われるイベントに出場予定となっており、世界ランク3位の
R・フェデラー(スイス)と対戦。これがニエミネンの最後を飾る試合となる。
■関連ニュース■
・ヒューイット 最後は観客総立ち・ジョコ 全英去る33歳に完勝・フェデラーら 引退惜しむ声