男子テニスツアーのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、ハード)は20日、シングルス1回戦が行われ、第1シードの
D・フェレール(スペイン)が世界ランク58位の
A・ラモス=ヴィノラス(スペイン)に1-6, 6-3, 6-4の逆転で勝利し、2回戦へ駒を進めた。
ラモス=ヴィノラスは先日の上海マスターズで予選を勝ち抜き、2回戦では
R・フェデラー(スイス)を破る大金星をあげていた。
この日の試合でフェレールはラモス=ヴィノラスに苦戦し第1セットを落とす。その後、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率を第2セットで80パーセント、ファイナルセットでは90パーセントにまで上げ、ラモス=ヴィノラスに1度もブレークを許さなかったフェレールが1時間52分で逆転勝利した。
2回戦では
G・ガルシア=ロペス(スペイン)と対戦する。ガルシア=ロペスは1回戦で
S・ヒラルド(コロンビア)をストレートで下しての勝ち上がり。
その他のシード勢では第3シードの
J・イズナー(アメリカ)、第6シードの
G・モンフィス(フランス)は2回戦進出を果たしたが、第5シードの
D・ティエム(オーストリア)は初戦で姿を消した。
世界ランク8位のフェレールは、今季の大会獲得ポイント上位8名のみが出場出来るATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)の出場権をかけた「RACE TO LONDON」(最終戦出場ランキング)で8位に位置している。また、7位の
錦織圭(日本)との差は500ポイント。
N・ジョコビッチ(セルビア)、
A・マレー(英国)、R・フェデラー、
S・ワウリンカ(スイス)、
R・ナダル(スペイン)、
T・ベルディヒ(チェコ共和国)の6選手は出場が確定している。
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