男子テニスツアーの上海マスターズ(中国/上海、ハード)は12日、シングルス1回戦が行われ、
N・キリオス(オーストラリア)が
A・ハイデル=マウアー(オーストリア)を6-3, 6-2のストレートで下し、2回戦進出を果たした。この結果、第6シードの
錦織圭(日本)は初戦となる2回戦で世界ランク32位のキリオスと対戦することが決まった。
>>上海マスターズ対戦表<<錦織とキリオスは今回が初めての対戦となる。
20歳のキリオスは気性が荒いことでも知られており、近年では何度か問題を起こしテニス界を騒がせている。
今年8月のモントリオール・マスターズでは、
S・ワウリンカ(スイス)と対戦した際に
T・コキナキス(オーストラリア)がワウリンカのガールフレンドと言われている女子選手と関係を持ったという発言をしたため、ATP大会への出場禁止と罰金が科せらた。
まだツアー優勝はないが、グランドスラムでは2度ベスト8進出を果たしている。先日の楽天ジャパン・オープンでは、準々決勝で
B・ペール(フランス)に逆転を許してベスト4進出を逃した。
キリオスがペールに勝利していた場合、楽天ジャパン・オープンの準決勝では錦織と対戦することとなっていた。
一方、錦織は先日の楽天ジャパン・オープンで大会2連覇を狙っていたが、準決勝でペールにまたも逆転で敗れて連覇を阻まれた。
過去の上海マスターズでは、2011年に
JW・ツォンガ(フランス)らを下してベスト4進出を果たしているが、昨年は初戦となる2回戦で
J・ソック(アメリカ)に敗れて早期敗退を喫した。
今大会のシード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は3回戦で第12シードの
K・アンダーソン(南アフリカ)、準々決勝で第2シードのフェデラーと対戦する組合せとなっている。
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