男子テニスツアーの楽天ジャパン・オープン(日本/東京、ハード)は7日、シングルス1回戦が行われ、第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)が
D・ヤング(アメリカ)に7-5, 5-7, 6-4のフルセットの接戦を制し、2回戦へ駒を進めた。
>>楽天OP対戦表<<この試合の第1セット、序盤でヤングにブレークを許したチリッチだったが、その後2度のブレークに成功。第12ゲームでは、高い打点からのフォアハンドやバックハンドのウィナーなどでヤングを圧倒しこのセットを先取。
第2セットでは両者サービスキープが続く中、チリッチは第10ゲームでヤングにセットポイントを握られるも、身長198センチから放つ強烈なファーストサービスで圧倒しこのピンチをしのぐ。しかし、第12ゲームでミスを重ねてしまい、ヤングにブレークを許してこのセットを落としてしまう。
その後、第3セットの第1ゲームでブレークに成功したチリッチは、積極的なヤングをストロークで封じ、最後はチリッチのサービスエースで2時間38分の接戦に幕を下ろした。
両者は今回が2度目の対戦となり、チリッチは対ヤング戦を2戦全勝とした。
世界ランク14位のチリッチはキャリア通算13勝を誇り、昨年の10月に記録した世界ランク8位が自己最高位。昨年の全米オープンでは
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、
R・フェデラー(スイス)らを下して決勝に進出。決勝では
錦織圭(日本)をストレートで下してグランドスラム初のタイトルを獲得した。
今年はウィンブルドンでベスト8、全米オープンでベスト4入りを果たしている。
一方、敗れたヤングは今年の全米オープンで
S・ワウリンカ(スイス)に敗れるも4回戦進出を果たした。昨年の同大会では2回戦で錦織に敗れて姿を消している。
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