テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は9日、アメリカ勢のレジェンドによるエキシビション・マッチが行われ、
錦織圭(日本)のコーチである
M・チャン(アメリカ)と
J・マッケンロー(アメリカ)組が
J・クーリア(アメリカ)/
M・フィッシュ(アメリカ)組に6-3, 2-6, 8-10と逆転を許して敗れた。元トップ選手の多彩なプレーに会場は大いに盛り上がった。
>>全米オープン対戦表<<元世界ランク2位のチャンは、現在世界ランク4位の錦織のコーチを務めている。1989年の全仏オープンでは17歳3カ月でグランドスラム初のタイトルを獲得。チャンの優勝は男子シングルスのグランドスラム最年少優勝記録で、この記録は未だ破られていない。過去の全米オープンでは1996年に準優勝を飾っている。
その錦織は、昨年の同大会でグランドスラム初の準優勝を果たす快挙を達成しており、今年は念願のタイトル獲得を狙うも1回戦で
B・ペール(フランス)に敗れて初戦で姿を消した。
チャンとペアを組んだマッケンローは、単複で元世界ランク1位の座に輝いており、過去同大会ではシングルスで4度、ダブルスでも4度タイトル獲得している。
一方、勝利した元世界王者のクーリアはツアーでは23勝をあげており、全米オープンでは1991年に
P・サンプラス(アメリカ)らを下して決勝進出を果たしていた。
今回の全米オープンで引退を表明している元世界ランク7位のフィッシュは、今大会のシングルス1回戦でM・チェッキナトを逆転で下すも、2回戦では第18シードの
F・ロペス(スペイン)にフルセットの末に敗れてテニス人生に幕が下りた。
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