テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は8日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第18シードの
F・ロペス(スペイン)に勝利、また第9シードで昨年覇者の
M・チリッチ(クロアチア)が第19シードの
JW・ツォンガ(フランス)をフルセットで下してベスト4進出を決めた。
>>全米オープン対戦表<<ジョコビッチは第18シードのロペスと対戦。
第1セットを難なく先取したジョコビッチであったが、第2セットからロペスのサーブアンドボレーに押されはじめ、いつもの圧倒的強さを見せるジョコビッチのプレーが封じられた。しかし、思うようなプレーが出来ない中でも、世界ランク1位の強さを発揮したジョコビッチが振り切って6-1, 3-6, 6-3, 7-6 (7-2)で勝利を手にした。
今回で9年連続のベスト4進出となったジョコビッチは、昨年の全米オープン準決勝で
錦織圭(日本)に敗れており、4年ぶり2度目のタイトル獲得を狙う。
準決勝では、昨年覇者で第9シードのチリッチと対戦する。
チリッチは、準々決勝で第19シードのツォンガを6-4, 6-4, 3-6, 6-7 (3-7), 6-4のフルセットで下して2年連続のベスト4進出を果たした。
昨年の全米オープンでは準決勝で
R・フェデラー(スイス)、決勝で錦織をストレートで破りグランドスラム初のタイトルを獲得。その後、右肩の怪我により今年は苦しい時期が続くも、ウィンブルドンではベスト8へ進出している。
両者は過去13度対戦しており、対戦成績はジョコビッチから13勝0敗。直近では、今年のウィンブルドン準々決勝で顔を合わせている。


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