テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードで2012年覇者の
A・マレー(英国)が世界ランク35位の
A・マンナリノ(フランス)に5-7, 4-6, 6-1, 6-3, 6-1の2セットダウンからの大逆転勝利で辛くも3回戦進出を果たした。
>>全米オープン対戦表<<第1・第2セットをマンナリノに連取されたマレー。そのままマレーが敗れていた場合、全米オープンで3回戦を前に敗れるのは初出場の2005年以来10年ぶり、グランドスラムでは初戦敗退を喫した2008年の全豪オープン以来 約7年ぶりとなっていた。
この日、2セットダウンの状況に追い込まれたマレーだったが第3セットからBIG4の力を発揮し、最後はサービスエースを決めて逆転勝利をおさめた。
3回戦では第30シードの
T・ベルッチ(ブラジル)と対戦する。ベルッチは2回戦で予選勝者の
西岡良仁(日本)をストレートで下しての勝ち上がり。
過去の全米オープンで2008年に準優勝、2012年には決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)をフルセットで破り、グランドスラム初のタイトルを獲得したマレー。2013年のウィンブルドンでは1936年のフレッド・ペリー以来77年ぶりとなる悲願の地元優勝を成し遂げている。
今大会前哨戦のモントリオール・マスターズでは
錦織圭(日本)、ジョコビッチらを破り今季4勝目を飾ると同時に、キャリア通算35度目のタイトルを獲得。翌週のシンシナティ・マスターズは準決勝で
R・フェデラー(スイス)に完敗した。
一方、敗れたマンナリノは今年3月のマイアミ・マスターズで
S・ワウリンカ(スイス)に勝利する金星をあげていた。
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