男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は15日、シングルス準決勝が行われ、マスターズ初優勝を狙う第4シードの
錦織圭(日本)は第2シードでBIG4の1人である
A・マレー(英国)に3-6, 0-6のストレートで完敗し、マスターズ大会2度目の決勝進出とはならなかった。
両者は今回が通算6度目の対戦。錦織とマレーの対戦成績は錦織から1勝5敗となった。
この試合、先にブレークに成功したのはマレーだが、錦織がすぐに返すブレーク合戦となった第1セット。
ファーストサービスの調子が上がらず、立ち上がりが悪かった錦織はダブルフォルトを連発。さらにマレーにリターンでプレッシャーをかけられ、苦しい展開となってしまい第1セットを落とす。
第2セットでも流れを引き戻すことが出来なかった錦織は、最後マレーから1ゲームも取ることが出来ず完敗した。
今大会の準々決勝で錦織は、7戦全敗していた第7シードのナダルから初白星をあげて、大会初のベスト4進出を決めるも、今回はマレーに敗れて第1シードで世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)との決勝は実現とはならなかった。
錦織はマスターズ大会で未だ優勝経験がなく、マスターズ大会での自己最高成績は2014年のマドリッド・マスターズ決勝進出。その時はナダルと対戦するも怪我により途中棄権し、準優勝に終わっていた。
一方、勝利したマレーは、過去同大会で2009・2010年に2連覇を達成していたが、それ以降では早期敗退が相次いでいた。今回は5年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。
決勝では、第1シードのジョコビッチと対戦する。
ジョコビッチは今季マスターズ4大会に出場し、出場した大会すべてで優勝とマスターズ無敗の圧倒的強さを誇っている。
>>ロジャーズ・カップ対戦表<<
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