女子テニスツアーのW&Sオープン女子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は23日、シングルス決勝が行われ、第1シードの
S・ウィリアムズ(アメリカ)が第3シードの
S・ハレプ(ルーマニア)を6-3, 7-6 (7-5)のストレートで下し、大会2連覇を果たした。
この試合、セリーナはサービスエースを15本決め、ファーストが入った40本中48本をポイントに繋げた。また、トータルで3度のブレークに成功し、1時間39分で勝利した。
世界ランク1位のセリーナは、過去の同大会で2013年に準優勝、2014年に優勝を果たしており、今回の勝利によって大会2度目のタイトル獲得となった。
先日のロジャーズ・カップ女子準決勝で18歳の
B・ベンチッチ(スイス)に敗戦を喫していたが、今大会の優勝により調子を上げてきていることが伺える。
今年のウィンブルドンで優勝を果たし「セリーナ・スラム」(グランドスラム4大会連続優勝すること)を達成、今季のグランドスラム3大会全てでタイトルを獲得と好調なセリーナ。31日から行われる全米オープンには年間グランドスラム(同じシーズンの四大大会全てを制すること)がかかっている。
もしセリーナが年間グランドスラムを達成すると、1988年の
S・グラフ(ドイツ)以来、史上4人目の快挙となる。
過去の全米オープンで1999・2002・2008・2012・2013・2014年と6度の優勝を誇り、昨年は3連覇を成し遂げている。近年負けなしのセリーナに大きな期待がかかる。
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