男子テニスツアーのW&Sオープン男子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードの
R・フェデラー(スイス)、第3シードの
A・マレー(英国)、予選勝者の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)の4選手がベスト4へ名を連ねた。
この日、ジョコビッチは第5シードの
S・ワウリンカ(スイス)との全仏オープン決勝以来の対決を6-4, 6-1のストレートで制して4強入りを果たした。
マスターズ9大会のうち今大会以外のマスターズで優勝を飾っているジョコビッチ。今大会で初優勝を飾るとマスターズ9大会制覇の「キャリア・ゴールデンマスターズ」という偉業達成となる。
準決勝では予選から勝ち上がってきたダークホースのドルゴポロフと対戦する。
第4シードで出場予定だった
錦織圭(日本)が欠場したため、錦織の欠場枠にはドルゴポロフが入った。そのためドルゴポロフは1回戦を戦わず、本戦では2回戦からの登場。
1回戦免除という幸運を活かし、準々決勝では第6シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)を6-4, 6-2のストレートで下してベスト4入りを決めている。
一方、ジョコビッチとドルゴポロフの反対側となるボトムハーフ(対戦表の下半分)の準決勝はフェデラーとマレーのBIG4対決が実現する。
両者は今回が通算25度目の対戦。過去はフェデラーが13勝11敗と勝ち越しており、直近の対戦ではウィンブルドン準決勝でフェデラーがマレーにストレート勝ちしている。
この日の準々決勝で、大会2連覇を狙うフェデラーは
F・ロペス(スペイン)に6-3, 6-4のストレートで勝利している。
34歳のフェデラーはW&Sオープン男子と相性が良く、2005・2007・2009・2010・2012・2014年に優勝しており、今回は大会7度目のタイトル獲得と2連覇を狙う。
マレーは第12シードの
R・ガスケ(フランス)を4-6, 6-1, 6-4の逆転で下して準決勝で進出した。
ジョコビッチvsドルゴポロフの準決勝はセンターコート 日本時間23日の午前2時(現地22日の13時)、その後の同コートでフェデラーvsマレーの準決勝が行われる予定。
>>W&Sオープン男子 対戦表<<
■関連ニュース■
・錦織 欠場「ごめんなさい」・フェデラー完勝 マレー戦へ・ジョコ スタンに全仏リベンジ