男子テニスツアーのロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード)は12日、シングルス2回戦が行われ、第4シードで世界ランク4位の
錦織圭(日本)が危なげなく3回戦進出を決めた。同48位の
P・アンドゥハル(スペイン)に6-3, 6-3でストレート勝ちし、マスターズ初優勝、さらに2週連続のタイトル獲得へ好スタートを切った。
雨の影響で1時間以上開始が遅れた初戦、センターコートに強い風が吹く中で錦織は序盤ブレークバックを許すも、得意のラリー戦で世界4位の力を発揮し、1時間10分で勝利を手にした。
両者は今回が通算5度目の対戦。錦織は2013年のマドリッド・マスターズ準々決勝でアンドゥハルに1度だけ敗れている。その時は3回戦で
R・フェデラー(スイス)に初勝利しての8強入りだった。
今大会3回戦では第13シードの
D・ゴファン(ベルギー)と対戦する。錦織は過去ゴファンに2連勝しており、今回が通算3度目の顔合わせ。
錦織が8強入りすると、BIG4の一角である第7シードの
R・ナダル(スペイン)と対戦する可能性がある。両者が勝ち進むと準々決勝で対戦する組合せ。ナダルとは相性が悪く、過去1度も勝利したことがない。
ナダルは3回戦で予選勝者の
M・ユーズニー(ロシア)と対戦する。
先週のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード)で錦織は今季3度目の優勝、キャリア通算10勝目をあげ、世界ランキングでは今年の4月以来 約4カ月ぶりに自己最高タイの4位へ返り咲いている。
今大会の第1シードは
N・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードは
A・マレー(英国)、第3シードは
S・ワウリンカ(スイス)。第5シードの
T・ベルディヒ(チェコ共和国)、第6シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第8シードの
M・ラオニチ(カナダ)は初戦の2回戦で敗れた。
>>ロジャーズ・カップ対戦表<<
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